こんにちは。ここまで読んでくださってありがとうございます。そして、本をお手に取ってくださったかた！とびきりありがとうございます！

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西の魔法使いに出会って、幼心というか少女心というか……大人げないどきどきした感情を思い出す日々です。そういえば魔法使いになりたかったなとか。小さい頃どうしてお母さんはなんでもできるの？って訊いたら、「魔女だから」って言われたときのこととか。「お母さんの娘だからあんたもなれるよ」って言われて嬉しかったこととか。

​不思議で、はちゃめちゃで、とんちきで、楽しいことと美しいことと諦めないことと愛と驚きが大好きな西の魔法使いたち。彼らに触れるたび、子ども心にあこがれた不思議の追体験をしているような甘酸っぱい気持ちになります。

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そして、なんかもうよくわからんけど初見から気になってそのまま大好きになったラスティカ・フェルチという魔法使い。彼と、彼を取り巻く西の友人たちの素敵な関係、それから彼と花嫁の幸福を願って呪詛のように繰り返し続けた祈りが、ようやくすこしだけ形にできた気がします。

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今回、好きな作家さんがしていた「お手紙」が郵送で届く企画にあこがれて、本にまつわる印刷物セットなどを作りました。よくあるペーパーやイラストカードくらいしかつくったことがなかったので、１０種ほどの印刷物を４つの印刷会社さんに同時並行で発注していく過程は、はちゃめちゃに燃えました。初めて作業日程をスプレッドシートで綿密に管理しました。

はじめはお手紙ありきで10pくらいのコピー本を作ろうとしていたのですが、封筒の中身のご相談にのっていただいたとき惜しみなくご教示くださったたくさんの引き出しを手がかりに、なるべく紙物で表現できそうなもの、封筒に入れられるサイズのもの……と考えて充実させていくのに従って、お話のほうも膨らんで本になりました。

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せっかく文字数無制限のWEBあとがきなので、支配者になった気分でひとつずつ話してあとがきに変えようと思います。同人ってたのし～～～！と噛み締めた日々を振り返る備忘録です。インクの名前や使った紙もかわいいので見てください。